しびれについて
当院に寄せられた質問
以前当院に以下のような質問が寄せられました。
Q,以前当院に以下のような質問が寄せられました。
昨年の7月19日の早朝、左手指先全部にしびれがあり、数秒で治りました。某総合病院脳外科を受診したところ「手を体の下にして寝ていてしびれたのだろう」との事で特に検査もありませんでした。
その後、しびれは9月左手、10月両手、11月両手、12月は右手、両手、左手、両手、左手と今年2月まで同様に続きました。
9月末にK病院脳外科で頚椎のMRIを撮り、その後整形外科で頚椎のレントゲンをとっても異常ないとのこと。
12月にK病院神経内科で再診したところ「健康診断も異常がないし、今年初めの脳外科、整形外科の検査も異常がないのでこれ以上調べることはない」と言われました。
現在、腰痛でマッサージ、牽引、温湿布などの治療を受けていますが、腰痛をかばう歩き方のせいか右ひざ、右足親指、小指の関節炎になり同様の治療を続けています。しびれのサインでさまざまな病気が分かるとのこと。
このしびれは何が原因で、治るのでしょうか?
東京都 K・U 49歳 主婦
当院の見立て
ご質問の中で訴えられている症状から推察しますと、幾つかある原因のうち、特に次の二つによって発症している可能性が大きいと考えられます。
1. 血液循環の悪化
血液が筋肉などに「組織液」としてたまり始め、これらの組織自体が欠陥や神経を圧迫する。また、腰や膝など負担のかかりやすい場所にも痛みとして、現れることがある。
2. ビタミンAの不足
ビタミンAには、次のような働きがあります。
- 目の角膜を保護する。
- 中枢(脳、脊髄)神経と末梢神経を取り巻いている膜から分泌され神経を保護する。
- 心臓の内膜から分泌され血液が内膜にくっつかないようにする。また関節包内で「潤滑液」として働く。
このビタミンAの不足による場合、指先や足先の神経が、それを取り巻いている膜「髄鞘」と摩擦し始めることで、痛みが現れるものと考えられます。
そして、最悪の場合、「老人性白内障」や「網膜変性症」「冠状動脈硬化」「高血圧」「神経痛」として発症することもあります。
予防法
このような状態に陥らないためには、血液の循環や小腸でのビタミンAの吸収を促進しなければならないでしょう。
これらの症状に対して、中国医学では「証」と言う呼び方で、「病因機序」や「治療方法」を追求していきます。
つまり、診察即治療開始となるわけです。もちろん「証」を立てるために問診し、表に現れる顔色、舌、脈の状態などを参考にする必要があります。
それは、一人一人の状態を把握し、その人の精神状態や「心」の病にも注意を払うことを意味します。単純に血液循環や消化器系機能の回復について言えば、現代の科学でも漢方薬や鍼灸により改善されることが証明されています。
一日も早く対処すれば、それ相応の効果があがるものです。
ぜひ一度、ご相談ください。
施術料金
手足がつらい、ビリビリ、ジンジンとした痺れが気になる方へ。
施術時間 約60分 7,150円(税込)捨て鍼代含む
【しびれ】の鍼灸治療は
施術時間 約30分 4,840円(税込)捨て鍼代含む からご案内しております。
※なお、初回ご来院時には初診問診料が別途1,650円(税込)がかかります。