寝違えの鍼灸治療について
当院では寝違えに対して、鍼灸治療で痛みを取り除いていきます。
寝違えといっても種類や痛み方は様々で、1人ひとりのお身体に合わせた治療を行います。
寝違えには程度や分類があり
それにより行う治療法も変えていきます。
時間が経過していない急性期(発症後2~3日まで)
まず、寝違えてから時間が経過していない急性期(発症後2~3日まで)の場合は、炎症が強く熱を持っている為患部はあまり動かさずに冷やしていきます。
冷やしている間に寝違えに効くツボに鍼施術を行っていきます。寝違えの特効穴である落沈(らくちん)、首に繋がるツボである腕骨(わんこつ)、後渓(こうけい)、外関(がいかん)を主に使います。
全て肘から先にあるツボですので、急性期の寝違えには鍼灸を使った遠隔治療で進めていきます。
時間が経過している亜急性期(発症後5日~8日)
寝違えてから時間が経過している亜急性期(発症後5日~8日)の場合は、炎症があまり無く、動かすと痛いというケースが多い為、筋肉に対して鍼施術を行います。
どのように動かすとどこに痛みがでるのかを検査し、痛めている、もしくは硬くなっている筋肉を見つけて、その筋肉とまわりにある筋肉に鍼施術を行います。
例えば、頭を左に倒すと右の首が痛む場合には右の胸鎖乳突筋や斜角筋の硬さや動きをみて、鍼施術を行います。
その他にも首に直接関与する僧帽筋や肩甲挙筋にも鍼施術を行っていきます。硬さがあれば、その部位の血流を滞らせて他の筋肉にも影響が出ます。首肩の血流を良くする目的でも鍼灸を使います。
それに加えて、首に直接関与はしなくとも、肩甲骨の動きが悪ければ肩が動かしにくくなり、それに起因して首が硬くなり寝違えに繋がることもありますので、肩甲骨まわりの筋肉(棘上筋、棘下筋、小円筋、大円筋、広背筋、上腕三頭筋)にも鍼施術を行い、動きの改善をはかります。
来院のペース、症状改善までの期間について
- 来院ペースの目安
状態によりますが一例として、施術をはじめてから初期のうちは週に1度、もしくは週に1度から2度。
暫くして症状の改善、安定が認められてからは2週に1度…等、間隔をあけての来院ペースが目安となります。また、症状が安定してからも状態が悪化する前に定期的なメディカルチェックをすることをお勧めしております。
- 症状改善までの期間
症状改善の期間については、炎症症状の強さ、発生機序、損傷のレベル、日常生活動作や質のレベル、完治の目標設定などを踏まえ、担当施術者が初回来院時に回答いたします。
何度も寝違えを繰り返している方へ
施術時間 約60分 7,150円(税込)捨て鍼代含む
【寝違えの鍼灸治療】は
施術時間 約30分 4,840円(税込)捨て鍼代含む からご案内しております。
※尚、初回ご来院時には初診問診料が別途1,650円(税込)がかかります。