肩こりの鍼灸治療
肩こりが痛みやしびれになる前に治療しましょう。
『肩こりの鍼灸治療』のながれ
まずは肩甲骨周囲、首周りの筋肉やツボに鍼を刺す事により硬くなった筋肉を緩めて行きます。
それと同様に関連する筋肉やツボにお灸をする場合もあります。また筋肉に刺した鍼に電気を流し凝り固まっている筋肉を直接動かし血流の改善をし、辛い症状を緩和させていきます。
遠隔治療として肩に関係しているツボが腕に多くあります。このツボを狙い、鍼を刺して行きます。
内臓の調整としては足に鍼を打ったりお腹をお灸で温めたりして身体の反射を利用し内臓の調整をし、内臓からくる肩こりの辛い症状を緩和していきます。
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来院のペース、症状改善までの期間について
- 来院ペースの目安
状態によりますが一例として、施術をはじめてから初期のうちは週に1度、もしくは週に1度から2度。
暫くして症状の改善、安定が認められてからは2週に1度…等、間隔をあけての来院ペースが目安となります。また、症状が安定してからも状態が悪化する前に定期的なメディカルチェックをすることをお勧めしております。
- 症状改善までの期間
症状改善の期間については、症状の強さ又は辛さ、発症からから現在に至るまでの期間、日常生活動作や質のレベルなどを踏まえ、担当施術者が初回来院時に回答いたします。
肩こりのツボ
今回はまず肩こりのツボから紹介します。肩こりには「風池(ふうち)」と「肩井(けんせい)」が代表的な特効穴です。
- 【 風池 】
- 首の後ろ髪の生え際で、2本の太い筋肉の両外側をわずかに離れたくぼみのあたり。
施術は患者様の頭を後ろから包み込むように両手親指を使って、こねるように押します。 - 【 肩井 】
- 首の後方の根元と肩先の中間。施術は患者の首をつかむようにして、親指で強めにもみ押すようにします。患者様が自身で指圧する場合は、右手を使って左肩、左手を使って右肩を片方ずつ押します。このツボはお灸をしても効果的です。 五十肩の場合もこのツボを使用しますが「肩ぐう(けんぐう)」と「臂臑(ひじゅ)」を併せて使用することにより、効果が高くなります。
- 【 肩ぐう 】
- 肩の先端で腕を真横に動かすとくぼみができるところを目安にしてください。
施術は片手で患者の腕をしっかり支え、もう一方の手の親指でツボを押さえます。 - 【 臂臑 】
- 肩からひじまでの真ん中あたりで肩の三角筋の終点部分に位置しています。
施術は片方の手で患者様の腕を支えながら、もう一方の手の親指でこのツボを指圧します。五十肩を治療する場合は、事前に首から肩にかけての部分を蒸したタオルなどで温めてから行なうと効果が高まります。
肩にずっと重りが乗っている感じがあり、一枚板のようになってしまっている方へ。
施術時間 約60分 7,150円(税込) 捨て鍼代含む
【肩こりの鍼灸治療】は
施術時間 約30分 4,840円(税込)捨て鍼代含む からご案内しております。
※尚、初回ご来院時には初診問診料が別途1,650円(税込)がかかります。
軽度のうちに治療を!肩こりは慢性化してしまうと時間もかかり、長引きます
五十肩は蒸したタオルで暖めると効果的!
肩こりがひどくて家事もなかなか手につかないとか、仕事に集中できないと言う話をよく耳にします。原因は色々、内臓疾患から来ることもありますし、筋肉疲労の場合も、精神的ストレスでも肩はこります。
一方、同じ肩の痛み、こり感でも「五十肩」といわれるものがあります。年齢が50歳くらいになると「動脈硬化」がある程度進行し、気温の低下、あるいはクーラーなどの原因で肩の関節が冷えやすく、肩関節周囲の毛細血管が収縮すると血液循環障害が起こり、痛みが出ます。年齢的に筋肉が衰えているのも確かで、運動療法も必要になってきます。ただし、急性の場合は炎症が起こっていることもありますので、その炎症が収まってから運動するようにしてください。軽い肩こりの場合も、適度の運動は新陳代謝を活発にし症状の改善につながります。