全身調整について
体のズレは全身に多くの負担を作ります。
体の大きいズレは当然ですが、小さなズレも積み重なると全身に多くの負担を作ります。
全身調整では、負担が増えてふらつく体をしっかりと安定するように整えていきます。
立っていると体が揺れる、体全体がだるい…
このような経験は誰でも1度や1度はあるでしょう。
本来体は、睡眠を取ると内臓の動きや寝返りなどでしっかりとリセットされて翌日動き出すのですが、ストレスや睡眠不足、体調不良などによりそのリセットがうまくできなくなっている人が増えています。
初めはだるさ、バランスが悪いなど、大きな不調ではないので『気にはなるけど…』と思いながらも『疲れかな』と放っておく人も多いのですが、そのままにしておくと
だるさが抜けず、痛みがでたり、不安定から自律神経症状がでて、場合により頭痛やめまい、ひどい時にはうつになってしまうことも。
また、体の歪みを放っておくと、骨盤のズレや、バランスが崩れて姿勢が悪くなり、痛みもそうですが、見た目も悪いものになっていきます。
全身調整とは
全身調整という言葉では何をするのかわかりにくいので、体をテントで例えてみます。
テントは『骨組み』、『テント本体(生地)』、『アンカー(地面に固定する)』で作られています。
まず、骨組みが骨格です。骨組みをきちんと立てないとテントは安定しません。
次にテント生地がしっかりと骨組みと固定されていなければ風が入ってきたり、寒さがしのげなくなります。これが筋肉と皮膚に当たります。
そして最後にアンカー。つまりテントと地面をしっかりと固定する釘と紐ですね。これが神経にあたります。しっかりと安定した状態を作ることではじめてテントは安定した状態で安心して使えるのです。なければ飛んでいったり、使っているうちにバラバラになってしまうこともあります。
人の体も同じで、骨格、筋肉、神経のバランスがなければ、体が安定しません。
全てをバランスよく使うために、全身調整を行うのです。
- 『骨組み』=骨格
- 『テント本体(生地)』=筋肉と皮膚
- 『アンカー(地面に固定する)』=神経
全身調整を必要とする方
体が歪むことで出る症状
- 鏡を正面から見て左右に体が揺れている。
- 靴底が片方だけすごく減る。
- 鎖骨の高さを鏡で見ると左右差がある。
- 歩いているとスカートが回る。
- だるさや辛さがあり、なかなか落ち着かない。
※痛みもそうですが、はっきりしない症状の多くが自分自身のテントががうまく設置できていないからかもしれません。
上のチェックを見て気になるところがある。何をしたわけではないが痛みや重だるさが抜けない。鏡を見てバランスが悪い。左右にズレがある。
そう思った時は、一度相談して見ませんか?
全身調整の流れ
- 脚の長さの左右差や骨盤のねじれを確認する。
- その原因をテストや触診により見立てます。
- 患者には事前にどのように動きが落ちているか?またバランスがどこに偏っているかを説明します。
- 神経反射テストを用いながらどの筋骨格及び神経に問題あるかを把握し、治療器具等を用いたり、手技にて施術を行います。
- 施術後に再度バランスを患者と一緒にチェックし、くせを減らしていきます。
- おおよそ5〜10回の施術で患者が持っているくせを施術していく。
- プライベートや仕事などの状況によりメンテナンスをしていく。
生活習慣やくせによってあなたのテントの骨組みがずれたり、アンカーが緩んだり、バランスが崩れ不安定な状態になっていて、それが様々な体調の変化や痛みを引き起こす原因となっています。
きちんと調整を行い、あなたの全身を整えて行く中でより健康な安定した体を目指していきましょう。